バイアグラ続き
C先生:いやはや。バイアグラのように有名な薬の場合、非常に多くのサイトが見つかるので、情報を整理するのが大変だ。果てしないバイアグラの旅第2回だ。
A君:そうですね。一般的な情報をだけでも結構膨大ですね。
C先生:まずは本当に周辺情報を集めたいね。前回は周辺を結構マニアックに攻めてしまった。
A君:反省して、一般的なところから。
http://viagrajapan.org/01.html
バイアグラジャパンというWebPageがありました。すごく一般的な話が載っていますね。
C先生:「催淫作用はありませんので性的刺激を受けてはじめて効果をあらわします。」と書いてある。ということは前回の肺動脈性肺高血圧症治療薬としての適用の場合、性的刺激がなければ患者さんは勃起しないということだ。納得納得。
A君:「もともとシルデナフィルは1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まり、第1相臨床試験において、狭心症への効果は僅かであるが陰茎の勃起を促進する作用が認められ、これを適応症として発売されました。」とも書いてあります。これが有名なセレンディピティでの発見経緯ですね。
C先生:そうだ。もう見つけたか。下の資料の9ページで麻生元総理がバイアグラに関して話してるね。こりゃなんの議事録だろう。小泉元総理もいるし。
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu46/siryo6.pdf
要約すると、バイアグラの狭心症治療薬の治験が効果不足で終了した時に、残ったバイアグラを年をとった女性は返したが、男性は返さなかったということで、開発担当者が気づいたとか麻生さんは言っているね。
A君:第45回総合科学技術会議議事録と書いてありますね。
C先生:ここでも同じようなことが書いてあるね。余った薬を男性だけが欲しがったと書いてあるね。
http://secondlife.yahoo.co.jp/supporter/article/UKR0ePeBKU9y6gs1PmE-/163/
http://plaza.rakuten.co.jp/rekishidoukoukai/diary/200805150000/
A君:まぁ普通返すでしょうから、不審に思うのも当然ですね。
C先生:おそらく相当数の男性治験患者が返さなかったと思われる(笑)
A君:英語のサイトでも同じことが書いてありますね。
http://www.foxnews.com/story/0,2933,340888,00.html
C先生:とりあえず、集まった情報を整理しましょう。
A君:検索でヒットしたページを整理してみました。
1.発見経緯にまつわるもの
2.バイアグラと同じ作用機作の薬に関する話
3.ジェネリック品に関する話
4.合成法
C先生:1.と2.に関しては作用機作と絡めた話になりそうだ。結構長くなりそうだね。
A君:そうですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%8A%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB
やはりまたWikiでしょうか。バイアグラですが、cGMP(cyclic GMP、環状グアノシン一リン酸)の分解を行っているPDE-5(5型ホスホジエスタラーゼ)を阻害するという作用機作です。
C先生:もうそろそろSildenafilまたはシルデナフィルと言った方が適切かもしれないね。そもそもcGMPだとかPDE5とか言われてもよく分からないね。
A君:そうですね。調べてみましょう。またWikiで申し訳ないのですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E7%8A%B6%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E4%B8%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8
細胞内のセカンドメッセンジャーとして働くそうです。
C先生:下記サイトがとりあえず分かりやすい説明をしてくれている。
http://www.botanical.jp/lib_id4-031219143840.php
まずは一酸化窒素(NO)ありきのようだ。
A君:その前はシトルリン(Citrulline)というアミノ酸のようです。英語と日本語のWikiを載せておきましょう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Citrulline
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3
1930年に日本でスイカから発見されたようですね。
C先生:なるほどね。道理でだよ、A君。
A君:なんでしょう?
C先生:いや、何。バイアグラ周辺の検索ワードでググっていたら、やたらスイカの皮のニュースが引っ掛かってきてたのだ。どうせ下らない情報だろうと思って無視していたのだが、こんなところで関連していたとはね。
「スイカにバイアグラ効果?」というニュースだ。
http://dsc.discovery.com/news/2008/07/03/watermelon-viagra.html
(やっぱり英語が一番詳しい)
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008070401000181.html
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20080704-379550.html
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080704/amr0807040944006-n1.htm
http://abcdane.net/archives/200807/suika_viagra.html
米テキサスA&M大学の野菜果物改良研究所の研究だが。そもそも遥か昔にシトルリン自体がスイカに含まれていることは分かっていた訳で。どこらへんが研究としてオリジナリティがあったのだろうか。実際にスイカを食べて、NO→血管拡張・血流増加が認められたという研究だろうか。まぁ、とりあえず置いておきましょう。
A君:とんでもニュースではなかったのですね。
C先生:そうだ。こう言うニュースでもやはり英語のサイトの方が詳しいな。情報社会ニアリーイコール英語情報社会だ。
A君:はい。
C先生:もとい。生合成経路をシトルリンからさらに遡るとアルギニンになる。
一酸化窒素合成酵素が重要な役割を果たしている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%AA%92%E7%B4%A0%E5%90%88%E6%88%90%E9%85%B5%E7%B4%A0
http://en.wikipedia.org/wiki/Nitric_oxide_synthase
cGMPまでまだまだかかりそうなんだが。とりあえず今日はアルギニンから一酸化窒素(NO)まで行きましょう。一酸化窒素も深めると面白そうなのだが今日はやめ。
A君:一応一酸化窒素まで行きましたね。
C先生:久しぶりだしこの辺でやめとこうか。
A君:そうですね。一般的な情報をだけでも結構膨大ですね。
C先生:まずは本当に周辺情報を集めたいね。前回は周辺を結構マニアックに攻めてしまった。
A君:反省して、一般的なところから。
http://viagrajapan.org/01.html
バイアグラジャパンというWebPageがありました。すごく一般的な話が載っていますね。
C先生:「催淫作用はありませんので性的刺激を受けてはじめて効果をあらわします。」と書いてある。ということは前回の肺動脈性肺高血圧症治療薬としての適用の場合、性的刺激がなければ患者さんは勃起しないということだ。納得納得。
A君:「もともとシルデナフィルは1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まり、第1相臨床試験において、狭心症への効果は僅かであるが陰茎の勃起を促進する作用が認められ、これを適応症として発売されました。」とも書いてあります。これが有名なセレンディピティでの発見経緯ですね。
C先生:そうだ。もう見つけたか。下の資料の9ページで麻生元総理がバイアグラに関して話してるね。こりゃなんの議事録だろう。小泉元総理もいるし。
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu46/siryo6.pdf
要約すると、バイアグラの狭心症治療薬の治験が効果不足で終了した時に、残ったバイアグラを年をとった女性は返したが、男性は返さなかったということで、開発担当者が気づいたとか麻生さんは言っているね。
A君:第45回総合科学技術会議議事録と書いてありますね。
C先生:ここでも同じようなことが書いてあるね。余った薬を男性だけが欲しがったと書いてあるね。
http://secondlife.yahoo.co.jp/supporter/article/UKR0ePeBKU9y6gs1PmE-/163/
http://plaza.rakuten.co.jp/rekishidoukoukai/diary/200805150000/
A君:まぁ普通返すでしょうから、不審に思うのも当然ですね。
C先生:おそらく相当数の男性治験患者が返さなかったと思われる(笑)
A君:英語のサイトでも同じことが書いてありますね。
http://www.foxnews.com/story/0,2933,340888,00.html
C先生:とりあえず、集まった情報を整理しましょう。
A君:検索でヒットしたページを整理してみました。
1.発見経緯にまつわるもの
2.バイアグラと同じ作用機作の薬に関する話
3.ジェネリック品に関する話
4.合成法
C先生:1.と2.に関しては作用機作と絡めた話になりそうだ。結構長くなりそうだね。
A君:そうですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%8A%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB
やはりまたWikiでしょうか。バイアグラですが、cGMP(cyclic GMP、環状グアノシン一リン酸)の分解を行っているPDE-5(5型ホスホジエスタラーゼ)を阻害するという作用機作です。
C先生:もうそろそろSildenafilまたはシルデナフィルと言った方が適切かもしれないね。そもそもcGMPだとかPDE5とか言われてもよく分からないね。
A君:そうですね。調べてみましょう。またWikiで申し訳ないのですが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E7%8A%B6%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%B3%E4%B8%80%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%85%B8
細胞内のセカンドメッセンジャーとして働くそうです。
C先生:下記サイトがとりあえず分かりやすい説明をしてくれている。
http://www.botanical.jp/lib_id4-031219143840.php
まずは一酸化窒素(NO)ありきのようだ。
A君:その前はシトルリン(Citrulline)というアミノ酸のようです。英語と日本語のWikiを載せておきましょう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Citrulline
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3
1930年に日本でスイカから発見されたようですね。
C先生:なるほどね。道理でだよ、A君。
A君:なんでしょう?
C先生:いや、何。バイアグラ周辺の検索ワードでググっていたら、やたらスイカの皮のニュースが引っ掛かってきてたのだ。どうせ下らない情報だろうと思って無視していたのだが、こんなところで関連していたとはね。
「スイカにバイアグラ効果?」というニュースだ。
http://dsc.discovery.com/news/2008/07/03/watermelon-viagra.html
(やっぱり英語が一番詳しい)
http://www.47news.jp/CN/200807/CN2008070401000181.html
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20080704-379550.html
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080704/amr0807040944006-n1.htm
http://abcdane.net/archives/200807/suika_viagra.html
米テキサスA&M大学の野菜果物改良研究所の研究だが。そもそも遥か昔にシトルリン自体がスイカに含まれていることは分かっていた訳で。どこらへんが研究としてオリジナリティがあったのだろうか。実際にスイカを食べて、NO→血管拡張・血流増加が認められたという研究だろうか。まぁ、とりあえず置いておきましょう。
A君:とんでもニュースではなかったのですね。
C先生:そうだ。こう言うニュースでもやはり英語のサイトの方が詳しいな。情報社会ニアリーイコール英語情報社会だ。
A君:はい。
C先生:もとい。生合成経路をシトルリンからさらに遡るとアルギニンになる。
一酸化窒素合成酵素が重要な役割を果たしている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%AA%92%E7%B4%A0%E5%90%88%E6%88%90%E9%85%B5%E7%B4%A0
http://en.wikipedia.org/wiki/Nitric_oxide_synthase
cGMPまでまだまだかかりそうなんだが。とりあえず今日はアルギニンから一酸化窒素(NO)まで行きましょう。一酸化窒素も深めると面白そうなのだが今日はやめ。
A君:一応一酸化窒素まで行きましたね。
C先生:久しぶりだしこの辺でやめとこうか。
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